開運について

印相学に基き、開運の祈りをこめて

印鑑を作る際、「生年月日」と「お名前の画数」から印相学上良い印影を導き出します。印鑑の丸い枠の中の空間をいかに美しく見せるかはもちろんですが、多くの親が子どもに「幸せになってほしい」と願いながら名前を考えるのと同じ気持ちで、私たちも印影を考えています。

まずは五格(天格、人格、地格、総画、外格)と呼ばれるお名前の画数を確認し、お名前の画数で、文字と枠との接点の数の合計が吉数となるように調整していきます。

吉数と言っても様々で、印相学では字画ごとにそれぞれに特徴があるとされています。古くから使われている専門書を参考にするのですが、一般の方向けの占いの本とは違い、欠点や悪い運命も露骨に書かれているため、あまり良くないとされる画数の方に直接お見せしたところ、泣き出されてしまったこともあるほどです。また、元々の字画だけでなく、生年月日から割り出す「人生の節目」が重なると、なかなか良い印影ができず、時には何日も悩んでは書き直しを繰り返すこともあります。
そのような場合にも大凶数を避け、精一杯バランスを取り、お守りのように考えていただけるよう、一つひとつ考え抜いて印影を造り上げています。

大切なのは、作り手と使い手の気持ち


このように、印影ができるまでに使う方のことを考え抜いた上で、更に彫刻する工程に入り、短いものでも1時間以上印影に向き合います。ただの「印材」がこの世にひとつの「印鑑」に生まれ変わる時間です。自然と使い手の方への思いが入り、うまくいくようにと願います。

もちろん、ただ印鑑を作ったり、私たちが願うだけで、だれもが幸せになれるという訳ではありません。印鑑はご自身の分身と例えられますが、ご自身の身体(五輪五体)と同じように、大切に扱っていただくことが大切だと思います。

例えば、まっすぐ、しっかりと押印する「押しよう」や、使った後には印面についた朱肉の油分を、ご自身のお顔と同じようにきれいに拭いてあげるといった「使いよう」。
お使いになる方が、丁寧な心持ちで接する度に、想いが宿ると考えて、育ててくださることで、思いがつながるのではないでしょうか。

ご本人にお会いしなくてもお作りできます

もちろん、お使いになる方ご本人に直接お会いするのがベストなのですが、贈り物などで他の方からのご依頼でも、その方のことをしっかり考えてお作りすることが可能です。
文字の動きと流れによって「おしとやか」、「元気」など印影のイメージが変わってくるのですが、出会っていない方でも、不思議とその人らしくなっていると言って頂けることが多いです。

開運を願う方がおられましたら、生年月日とフルネームのお名前をご確認の上、是非お話をお聞かせください。